腕時計の機能について

腕時計とムーブメント

かつて腕時計はいわゆる機械によってムーブメント(動力)を動作させる機械式が主流であり、世界中の腕時計ブランドがこの機械式腕時計を作っていました。

しかしながら、機械式腕時計は時間の誤差が大きいのも特徴で、各腕時計ブランドはこの機械式腕時計の精度を上げることを至上の目標として掲げていました。

機械式の腕時計の特徴として、テンプと呼ばれる壁掛け時計の振り子に相当する部品が付いているのですが、このテンプを早く動かす事ができると機械式腕時計の精度は増すといわれています。いわゆる一般的で安価な腕時計に搭載されているテンプの振動数は1秒間に4〜6回とされており、テンプを刻む回数が小さいことからロービートと呼ばれています。

また、これが高精度の腕時計になると1秒間に8〜10回とテンプは多振動し、ハイビートと呼ばれているのです。現代の機械式時計のうち、ロレックスなどを代表するスイス製の腕時計は多くがハイビートとなっており、また日本製でも上級品はハイビートが多くなっています。

しかしながら、ハイビート仕様を採用してしまうと腕時計としての精度は向上しますが、部材の疲労や摩耗が早まり、耐久性ではやや不利となってしまいます。